投資戦略

なぜ今、ビットコインに投資すべきなのか。理由と自分の考えをまとめる(2020年版)

宣言的に記録を残しますが、2017年に計500万円分のビットコインを買って以来、昨日(2020年5月14日)、3年ぶりにビットコインを400万分購入しました。

取得価格は996,633円です。笑

なぜ今さらビットコインなのか、文書を残しておきます。

ビットコインはデジタルゴールドだった

まずはこちらをご覧ください。

上から、

  • ダウ平均
  • BTC価格
  • 金価格

の「2020年初~5月15日」のチャートです。

見れば分かりますが、ビットコインと金の値動きにかなり類似性が見られます。

  • コロナの不安が高まっていった年明けから3月にかけて上がっている
  • 3月の暴落に巻き込まれるも、すぐに直近の高値まで戻す

説明するまでもない気がしますが、以上のような動きを見せていますね。

もちろん現時点では金ほどの信頼度はないので、多少心もとない値動きではありますが、このコロナショックという有事において、株と金のどちらに近いかは一目瞭然です。

ビットコインはデジタルゴールドである、というのは古くから(私が仮想通貨投資を始めた2017年から)言われていたことではありますが、正直いまひとつピンと来ていませんでした。

基本的に金(ゴールド)は「皆が欲しいから欲しい」ものであり、実用価値以上の値段が付いていることは間違いありません。

それでも有史以来、人は常に金を欲してきたわけですから、これから先も価値を保ち続けるであろうことは想像できます。

その一方、例えばダイヤモンドですが、ミレニアル世代(88年)の私としてはどうにも価値を感じられないものであり、これまで宝飾・投資のどちらの用途としても購入したことはありません。

ビットコインとの出会いは2017年で、もちろん「非中央集権性」の美しいロジックに感動したのがきっかけだったのですが、同時に、個人的には通貨的な「マイクロペイメント機能(=利便性)」にも大きな価値を感じました。

なので、もしBTCが「非中央集権性」だけであれば、ダイヤモンドと同じで「皆が欲しいから欲しい」モノとして受け止め、買うことはなかったでしょう。

そんなこともあり2017年には、「マイクロペイメント機能」として期待の持てそうなアルトコインも大量に購入しました。

「非中央集権性」と「マイクロペイメント」が両輪で存在するからこその仮想通貨だと思ったからです。

が、2020年になって、この考えを訂正するに至りました。

ビットコインはデジタルゴールドであり、

マイクロペイメント機能が不十分であっても、

非中央集権性だけで十分成り立つ

というのが、私の現時点での結論です

そして「BTC=デジタルゴールド」だと仮定し、BTCを「皆が欲しいから欲しい」モノだと認めることで、これまでの様々な現象やこれから起きるであろう現象を、簡単に定義づけできるのです。

BTCの価値:非中央集権性

国家と中央銀行は無尽蔵にカネを生み出しすぎた

日本で量的緩和政策が始まったのが2000年初頭です。

00年代後半に、一度は軌道修正を図りますが、結局2020年現在、マネタリーベースは日本のGDPに匹敵するレベルまで増えています。

(兆円・日本銀行HPより筆者作成)

ここで誰しも感じるのが、「あれ、お金ってこんなに勝手に増やして良いんだっけ?笑」ということだと思います。

(しかもこの流れは、欧米含め世界的に広まっています)

もちろん、適度なインフレを起こして経済成長していくにはマネタリーベース(というかマネーストック)を増やしていく必要はあります。

しかし、これだけ無尽蔵に生み出されると、いわゆる「レバレッジ」がかかった状態になりますから、少しの金利の動きが多大な影響を与えることになるのす。

マネタリーベース増大の是非について、この記事では触れませんが、既存の国家システム、経済系に漠然とした不信感や怖さが出てくるのは自然なことだと思います。

もちろん、人はみな国家の影響下で暮らしていますので、法定通貨が価値をゼロにすることはありません。

しかし、国家が勝手をすればするほど「非中央集権性」の価値もまた、逆説的に上がっていくのです。

このポジションを担える金融商品はこれまで「金」しかありませんでしたが、「ビットコインはデジタルゴールドである(と皆が思っている)」と仮定すれば、今般の値動きも全て説明がつきます。

ビットコインが持つ非中央集権的価値は、もはや他の金融商品では代用不能なところまで来ているのです。

ハードフォークはマイナスしか生まない

ビットコインの「非中央集権性」を第一義に考えれば、これまで生まれてきたビットコインの亜種が思ったように価格を伸ばせていないことにも説明が付きます。

ビットコインからハードフォークしたもので最も有名なのはビットコインキャッシュでしょう。

ビットコインキャッシュが生まれたのは2017年8月です。

当時は、ビットコインがブームになりかけており、トランザクションの問題(送金が遅いという問題)が取りざたされていました。

詳しい話はこの記事の一番下に譲りますが、とにかく2017年の8月にビットコインは以下の2つに分岐したのです。

  • 不便だが、とにかく非中央集権性を第一義にしたビットコイン
  • 便利さを「大幅に」改善し、非中央集権性を「少しだけ」犠牲にしたビットコインキャッシュ

その結果が下のグラフです。

ハードフォークから約3倍になったビットコインに比べ、ビットコインキャッシュはほぼ1倍のままです。

「非中央集権性を少し犠牲にして、性能を大幅に向上させた」ビットコインキャッシュが伸び悩んだわけですから、「非中央集権性」と「利便性」のどちらが重要かは決着がついたと言って良いでしょう。

実はこれに関しても、「ビットコイン=デジタルゴールド」だと仮定すれば説明が付きます。

例えば、金(ゴールド)は重くて持ち運ぶにはとても不便です。

しかし、

  • 「このままだと不便だから、軽い物質と混ぜて持ち運びに便利にしよう」

とはなりません。

  • 「火事で溶けて形が変わるのが嫌だから、融点の高い物質と混ぜよう」

ともなりません。

もちろん、金は「純度」が価値だからです。

仮想通貨の場合は、その「純度」に当たるのが「非中央集権性」だということになります。

アルトコインも同様

この前提に基づけば、アルトコインも基本的にはビットコインに対して劣ることが分かります。

実際、バブル崩壊後、BTCのドミナンスは右肩上がりです(36%→72%と2倍、足元は68%)。

  1. 2017年12月XRPなど急伸で大きく下げて
  2. コインチェック事件でバブル崩壊

アルトコインは基本的に、何らかの形でビットコインより利便性が高くなっています。

(細かい説明は省きますが、「ブロックサイズが大きい」「ブロック生成時間が短い」など)

しかし、これらはいずれも一部の参加者が力を持ちやすくなる要素です(安全性に問題がある、とも言えます)。

ビットコインより非中央集権で安全性の高いコインも、理論的には作れるでしょうが、そのポジションをビットコインが担っている以上(そしてそのビットコインのトランザクションがすでにいっぱいいっぱいである以上)、新コインが選ばれる可能性は当然ありません。

通貨としての機能は信頼を獲得してから

では、通貨的な機能に関してはどう考えれば良いのでしょうか。

普通に考えれば、マイクロペイメントや即時送金など、利便性だけを求めるならフィアット(法定通貨)のフィンテックサービスが勝ちます。

フィアットに信用が置けない国の場合は、少しでも信用の高いコインを使わざるを得ないので、現状アルトよりビットコインが有利です。

このように、通貨として機能するのは信頼を獲得してからの話です。

価値のあるものとして、明確に信頼を得てから初めて通貨としての機能を考えれば良いのです。

ただし、私もアルトコイン自体は保有してます。

これは、以前買ったモノの残りです。

ビットコインに変えると確定申告が発生するので放置しています。

  • アルト→BTCが無課税になるか
  • 次にアルトバブルが来たら

BTCに変えようと思っていますが、それまでは一応シナリオ読み間違いに備える分散投資として頑張ってもらいます。笑

ちなみに、そもそもがビットコインと完全に対極の発想、つまり

  • 非中央集権性は全くなく
  • ユーザビリティのみに特化した

コインであるXRPをどう評価するか、ですが、現時点では何とも言えません。

ビットコイナーからは散々な叩かれようで(笑)、現に私も(ブリッジ通貨としての役割というのは夢があると思うのですが)値段が上がるのがよく分からず、むしろ低額固定じゃないと使いにくいのでは……という感じです。

と疑問を述べたものの、確定申告を嫌って未だにいくらか保有しているのは上で述べた通り。

私の予想なんて跳ねのけて、20年後には今のGoogleのように生活に革命を起こしていてほしいと思います(その前にアルトバブルで上がったら売っちゃいそうですが……)。

他の仮想通貨とは違い、企業による普通のフィンテック商品なわけですから、株式よりさらに細分化された商品単位での株式投資みたいな感覚でしょうか(証券訴訟が起きるわけですね……)。

BTCの価値:景気動向がどちらに振れても強い

ここまで、

  • ビットコインが「デジタルゴールド」であること
  • ビットコインが持つ「非中央集権性」
  • 他コインと比べた際の優位性

などについて見てきました。

そしてそれゆえに、過剰発行される法定通貨に相反して、価値を上げていくだろうことも述べました。

しかし、ビットコインのすごいところはそれだけではありません。

この章のタイトルの通りですが、今後景気動向がどっちに振れても存在感を保てるシナリオが用意されているのです。

(「値段が上がる」と言ってしまっても良いのかもしれません)

ちょっと予想してみましょう。

景気が回復する場合
  • コロナショックからV字回復
  • 異次元緩和で余ったマネーで株が上がるところまで上がる
  • さらなる行き場を求めてビットコインに流れ込む
景気が失速する場合
  • コロナショックで株価再失速
  • 初動ではドル換金需要でBTCも多少落ちるかも
  • しかし、ゴールド要素を持つので株よりは下げない
  • 異次元緩和で余ったマネーは消去法でBTCに流れ込む
  • (途上国が深刻な不況になれば、さらにBTCが強くなる)

ご覧の通り、どっちに振れてもビットコインは強いのです。

こんな金融商品、正直見たことないです。笑

個人的には買わない理由がない、買うのにベストのタイミングだと思い、400万円分の大量(?)購入に至ったワケです。

ちなみに、2~3週間前くらいまではまだ買い時ではありませんでした。

70~80万円くらいだったので、結果的には買っていた方が良かったですが、チャート的にはダウ平均との類似性もあり、「デジタルゴールドとしての確証」がありませんでした。

その可能性はかなり高いと思って見ていましたが、

  • 株同様に伸ばせない、あるいは
  • むしろ不安視されて落ちていく

というネガティブシナリオも考えられました。

そういう意味では、ビットコインは「今が100万円前後で買える最後の時期」と思うわけです。

しかし、もちろん何事も絶対はありません。

本当に100%騰がるなら全財産を突っ込むべきですが、そこまでの自信はさすがにありません。

リスク管理はしっかりと行いましょう。

投資はくれぐれも自己責任で!

ビットコインにまつわるオマケ

あらためてBTCのシステムを簡単に

BTCの取引は、何件もがまとめてブロックに記録されます。

  • ブロックは約10分に1つ作られる
  • (PCの処理能力が上がっても10分になるようできている)
  • また、ブロックのサイズは1MBと決まっている
  • (ちなみにこれはかなり小さいサイズ)

これが大元のルールです。

10分という余裕のある時間で1MB分の取引しか承認できない、というのは非常に効率が悪く思えますが、これこそ非中央集権性のキモなのです。

例えば、ブロックサイズを大きくすれば、何倍もの取引を一気に承認できるようになりますが、その分処理能力や容量に優れた一部のノード(参加者)が力を増してしまい、非中央集権性が損なわれます。

現にビットコインキャッシュ(ブロックサイズを大きくした)は、大手のマイナー主導で誕生しました。

ビットコインはこれからも改革が様々なされていくと思いますが、その際の良し悪しの判断基準は「非中央集権性」が保たれているか、に置くべきです。

これまで「セグウィット」と呼ばれる効率化するための改革が行われましたが、これは「非中央集権性」は損なわれていません。

一度規律を乱してしまえば、あとは雪崩れるようにモラルは破壊されますので、注意して見守る必要があります。

BTCが通貨的価値を持つ日は来るのか

「ライトニングネットワーク」と呼ばれる即時決済機能の研究は進んでいますが、現状では、中央集権的な解決策しかなさそう(脆弱性もありそう)なので、実装には至っていません。

通貨としての未来はまだ遠いでしょう。

しかしこのあたりは、BTCのインフルエンサーをTwitterで1人2人フォローしておけばいいので、普段は過剰にアンテナを張る必要もありませんね。

のんびり待ちたいと思います。

ちなみに3年前の見解は以下の通り。

当時は通貨的な価値をむしろ重視していたのがよく分かります。

ということで、今回は以上。

何かしら参考になれば幸いです。

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